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日々の雑感や詩など。
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背びれをピンと伸ばし、尾びれで波を切り、泳ぐ喜びを与えてくれた大海を捨てて、一匹の魚が港から酒場へ向かう

「ひねもす愛を与えたもう大地よ」

豪奢なドレスに麗しき宝石、歌う声は迦陵頻伽、たゆたう髪は絹の煌き
上等な葡萄酒が、彼女の声に艶を増す

「なぜなぜわれには愛を呉れぬ」

歌を歌う魚
愛されぬ魚

人はその哀れさに、魚に愛を捧げる、しかし魚は人を愛せぬ
魚が袖にした人の数はシャンパングラスの底から上る泡の数

「なんじの愛が欲しいのに、なんじの愛が欲しいのに」

海は魚を待ち続けて空の月にも漣を寄越すけれども、魚は海を見ることはない、波の音はピアノの音に紛れて消える

「なんじはわれを知らぬと踊り続ける」

欲しいものは常に手の届かぬもの
要らぬものは常に手の内にばかり

魚はそう歌い嘆く、めしいた心で歌って嘆く
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ゆ。
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観測者
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観察
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いつか綺麗な言葉を作りたい。

空ろな人です。中にはたくさんの汚泥が詰まっています。
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