日々の雑感や詩など。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
やあ、君かな。
コバルトブルーの夜、月下美人の茂みの下、一人の少女が泣いていたんだ。この写真を見てくれ。
どうだい?そう、それが君だろう。話がある。
白く美しい月下美人に負けず、君は儚くそして稀少だ。
そう、稀少。君は一見普通に見える。
だが君は普通ではない。擬態しているのだろう?
隠さなくてもいい。見えるさ、君の心の奥に眠るただ真っ白なものが。
世界などどうでもいいのだろう?
君の計り方はこの世界に合っていない。それは「普通」と良く似てはいるが、実はまったく別のものだ。
そうだ。
君は、太陽の世界に生きているが、月の世界の計り方をしている。
それでは生き難いではないかな。ああ、私はね。気味みたいな人間を探しているのだよ。
何故って?仕事だからさ。
夜の世界はね、人口が非常に減っている。だからね、私みたいに朝焼けの子供が呼ばれるわけさ。勿論夕焼けの子供も、ね。
さあ、君はどうする。月の世界へ帰るかい?それとも太陽の世界に戻るかい?
どちらにしろ、君は中途半端な生活を強いられるだろう。
それでも、真実を求めるかな。それとも、元通りの日常に埋没したいと願うかな。
何の真実かって?決まってるじゃないか。
「君と言う存在」についての真実だよ。
PR
COMMENT FORM
COMMENT
プロフィール
HN:
ゆ。
性別:
非公開
職業:
観測者
趣味:
観察
自己紹介:
いつか綺麗な言葉を作りたい。
空ろな人です。中にはたくさんの汚泥が詰まっています。
空ろな人です。中にはたくさんの汚泥が詰まっています。